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犬の留守番が危険になるケース|安全だと思っている環境に潜む落とし穴

犬の留守番は、多くの家庭で当たり前の習慣になっています。「短時間だから大丈夫」「慣れているから問題ない」と思いがちですが、実はその油断が思わぬ事故や体調不良につながることがあります。留守番が危険になるのは、時間の長さだけが原因ではありません。ここでは、見落とされやすい留守番中のリスクについて整理します。
環境が変わった直後の留守番
引っ越し、模様替え、新しい家族の増加など、環境が変わった直後の留守番は特に注意が必要です。見た目には落ち着いているようでも、犬の中では不安が高まっていることがあります。その状態でひとりになると、パニックや問題行動が起きやすくなります。
環境が変わったときほど、留守番の時間や状況を慎重に調整する必要があります。
留守番前後の過剰なテンション
出かける前に大騒ぎする、帰宅後に過剰に構うといった行動は、留守番を特別な出来事として印象づけてしまいます。その結果、留守番中の不安が強まり、吠え続ける、物を壊す、体調を崩すといった行動につながることがあります。
留守番は特別ではなく、日常の一部として扱うことが重要です。
室温・湿度管理の見落とし
エアコンをつけているから安心、と思っていても、部屋の場所によって温度差があることがあります。直射日光が当たる場所、床付近、風が直接当たる位置などは、犬にとって過酷な環境になることがあります。
特に夏と冬は、体調を崩しやすいため注意が必要です。
誤飲・誤食のリスク
留守番中は飼い主の目がないため、誤飲・誤食のリスクが高まります。コード、ゴミ、床に落ちている小物など、普段は触らないものでも、退屈や不安から口にしてしまうことがあります。
「今まで大丈夫だったから」という考えが、事故につながることもあります。

留守番が長時間になった日の影響
普段は問題なく留守番できていても、急に時間が長くなると、体にも心にも負担がかかります。排泄を我慢しすぎる、水分が足りなくなる、不安が強まるなど、見えないストレスが積み重なります。
その影響が、翌日の体調不良や行動変化として現れることもあります。
刺激がなさすぎる環境
安全を優先するあまり、何もない部屋で留守番させていると、刺激不足によるストレスが溜まりやすくなります。退屈や不安が続くと、犬は自分で刺激を作ろうとし、危険な行動に出ることもあります。
安全と刺激のバランスが重要です。
留守番に向いていない性格の犬もいる
すべての犬が留守番に強いわけではありません。音や環境変化に敏感な犬、依存傾向のある犬は、短時間でも強いストレスを感じることがあります。
「慣れさせる」ことより、「その犬に合った留守番」を考える視点が必要です。

まとめ
犬の留守番は、慣れているかどうかだけで判断できるものではありません。環境、気温、時間、犬の性格など、さまざまな要素が重なって安全性が左右されます。事故や体調不良が起きてから後悔するのではなく、日常の留守番環境を一度立ち止まりましょう。
それでも犬は、あなたを信じて待っている
犬と暮らす毎日は、特別な出来事の連続ではありません。
ごはんを用意して、散歩に出て、名前を呼んで、頭をなでる。
それだけの、何気ない日々です。
けれど犬にとって、その一日一日は、あなたと生きる「かけがえのない一生」です。
「犬の十戒」には、こんな言葉があります。
「私の生涯はだいたい10年から15年。あなたと別れるのは、何よりも辛いこと…。
私と暮らす際は、どうか別れのことを念頭において下さい。」
私たちが忙しさに追われている間にも、犬は今日という一日を、
あなたと過ごせるかどうかだけを基準に生きています。
叱られた日も、うまくいかなかった日も、犬は「それでもあなたが好きだ」という気持ちを手放しません。
落ち着きがない、言うことを聞かない、触られるのを嫌がる。
そんな姿を見ると、つい「困ったな」と思ってしまうかもしれません。
でも犬は、わざと困らせているのではありません。
うまく言葉にできない不安や痛みや寂しさを、体と行動で必死に知らせているだけなのです。
「私が言うことを聞かないと言って怒る前に、なにか原因があるのではないかと考えてみて下さい」
――十戒の8番は、いつも私たちに“見る順番”を教えてくれます。
私は、特別養護老人ホームでセラピードッグの訪問に関わっていました。
認知症が進み、表情もなく、手もほとんど動かない方が、
犬がそっと近づくと、ゆっくりと手を伸ばし、毛をなでる。
そして、何も語らず、ただ静かに涙を流される――
そんな光景を、私は何度も目にしました。
犬は言葉を使わずに、人の心の一番奥に触れてしまう存在なのだと、
そのたびに胸がいっぱいになりました。
そして、十戒の最後にはこう書かれています。
「『もう見てはいられない』『私はここにいたくない』と言わず、
私が旅立つその時まで、どうか一緒にいて下さい。
あなたに寄り添っていると、私はうんと安らかでいられるのです。
あなたを愛しているのですから。」
犬は最後の瞬間まで、あなたの声を探し、あなたの匂いを頼りにしています。
それでも犬は、弱った自分より、あなたの気持ちを心配します。
犬と暮らすということは、楽しい時間だけでなく、老いも、弱りも、別れも、引き受けるという約束です。
それでも犬は、あなたを責めることなく、ただ信じて、待って、寄り添い続けます。
犬の一生は短い。だからこそ、今日なでる手を大切にして下さい。
今日呼ぶ名前を、少しだけ優しくして下さい。
それが、犬にとっては、世界のすべてなのです。

