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ドッグランの危険性を知っておく|楽しいはずの場所で起こりやすいトラブルとは
ドッグランは、犬が自由に走り回り、他の犬と交流できる場所として人気があります。運動不足の解消やストレス発散を目的に利用している飼い主も多いでしょう。しかし一方で、ドッグランには見過ごされがちな危険も存在します。「みんな使っているから安心」「柵があるから大丈夫」と思い込んでしまうことで、思わぬトラブルに巻き込まれるケースも少なくありません。
犬同士の相性問題は避けられない
ドッグランでは、年齢、犬種、性格、体格の異なる犬たちが同じ空間に集まります。犬同士にも相性があり、必ずしもすべての犬が仲良く遊べるわけではありません。遊びのつもりで近づいた行動が、相手にとっては威嚇や恐怖と受け取られることもあります。
特に、興奮しやすい犬や自己主張の強い犬がいると、追いかけっこがエスカレートし、ケンカに発展する可能性があります。飼い主が近くにいても、犬同士の動きは一瞬で変わるため、完全に防ぐことは難しいのが現実です。
飼い主の管理意識の差が事故を招く
ドッグランで起こるトラブルの多くは、犬そのものよりも飼い主の意識の差から生じます。「うちの子は大丈夫」「噛んだことはない」といった思い込みが、結果的に事故を引き起こすことがあります。
スマートフォンに夢中で犬を見ていない、犬同士の緊張サインに気づかない、注意されても軽く受け流すといった行動は、周囲の犬にとって大きなリスクになります。ドッグランは放し飼いが許されている場所であっても、決して“放置していい場所”ではありません。

小型犬にとっての身体的リスク
特に注意が必要なのが小型犬です。大型犬に悪意がなくても、体重差やパワーの違いによって、ぶつかっただけで大きなケガにつながることがあります。遊びの延長で踏まれてしまった、転倒した拍子に骨折したという例も実際に報告されています。
小型犬エリアが設けられていても、必ずしも安全が保証されるわけではありません。興奮状態の犬が走り回る環境では、予測できない動きが重なりやすく、常にリスクが伴います。
感染症や寄生虫のリスク
多くの犬が集まる場所では、感染症や寄生虫のリスクも高まります。ワクチン接種や予防が徹底されていない犬が利用している可能性もゼロではありません。地面や水飲み場、共有のおもちゃなどを通じて、病原体が広がることもあります。
特に免疫力が低いパピーやシニア犬、持病のある犬にとっては、ドッグランの環境が負担になる場合もあります。「元気そうに見えるから大丈夫」と判断せず、体調や年齢を考慮することが大切です。
心理的ストレスを感じる犬も多い
ドッグランはすべての犬にとって楽しい場所とは限りません。犬同士の距離が近すぎることで緊張してしまう犬や、知らない犬に囲まれること自体がストレスになる犬もいます。逃げ場がないと感じると、防衛反応として唸ったり噛んだりすることもあります。
「せっかく来たのに全然遊ばない」「隅っこから動かない」といった様子が見られる場合、その犬にとってドッグランは安心できる場所ではない可能性があります。無理に慣れさせようとすることが、かえってトラウマを作ってしまうこともあります。
人間側のトラブルも起こりやすい
犬同士のトラブルは、飼い主同士のトラブルに発展することもあります。ケガをした場合の責任の所在、治療費の負担、謝罪の有無などを巡って、感情的な対立が生まれるケースも少なくありません。
相手の犬や飼い主が必ずしも誠実に対応してくれるとは限らないため、「もしものとき」に備えた心構えも必要です。楽しい時間のはずが、後味の悪い経験になってしまうこともあります。
ドッグランを利用しない選択も大切
ドッグランは便利な施設ですが、必ず利用しなければならないものではありません。散歩中の嗅覚刺激やノーズワーク、飼い主との遊びなどでも、犬は十分に満足することができます。犬の性格や体質によっては、そうした方法の方が安心で向いている場合もあります。
大切なのは「他の犬と遊ぶこと」よりも、「その犬が安心して過ごせること」です。流行や周囲の意見に流されず、愛犬にとって本当に合った環境を選ぶことが、飼い主にできる最大の配慮といえるでしょう。

まとめ
ドッグランは魅力的な場所である一方で、犬同士の相性、飼い主の管理意識、ケガや感染症、心理的ストレスなど、さまざまな危険が潜んでいます。すべての犬にとって安全で楽しい場所とは限らないことを理解した上で、利用するかどうかを判断することが重要です。愛犬の性格や様子をよく観察し、「行かない」という選択も含めて、最善の環境を選んでいきましょう。
それでも犬は、あなたを信じて待っている
犬と暮らす毎日は、特別な出来事の連続ではありません。
ごはんを用意して、散歩に出て、名前を呼んで、頭をなでる。
それだけの、何気ない日々です。
けれど犬にとって、その一日一日は、あなたと生きる「かけがえのない一生」です。
「犬の十戒」には、こんな言葉があります。
「私の生涯はだいたい10年から15年。あなたと別れるのは、何よりも辛いこと…。
私と暮らす際は、どうか別れのことを念頭において下さい。」
私たちが忙しさに追われている間にも、犬は今日という一日を、
あなたと過ごせるかどうかだけを基準に生きています。
叱られた日も、うまくいかなかった日も、犬は「それでもあなたが好きだ」という気持ちを手放しません。
落ち着きがない、言うことを聞かない、触られるのを嫌がる。
そんな姿を見ると、つい「困ったな」と思ってしまうかもしれません。
でも犬は、わざと困らせているのではありません。
うまく言葉にできない不安や痛みや寂しさを、体と行動で必死に知らせているだけなのです。
「私が言うことを聞かないと言って怒る前に、なにか原因があるのではないかと考えてみて下さい」
――十戒の8番は、いつも私たちに“見る順番”を教えてくれます。
私は、特別養護老人ホームでセラピードッグの訪問に関わっていました。
認知症が進み、表情もなく、手もほとんど動かない方が、
犬がそっと近づくと、ゆっくりと手を伸ばし、毛をなでる。
そして、何も語らず、ただ静かに涙を流される――
そんな光景を、私は何度も目にしました。
犬は言葉を使わずに、人の心の一番奥に触れてしまう存在なのだと、
そのたびに胸がいっぱいになりました。
そして、十戒の最後にはこう書かれています。
「『もう見てはいられない』『私はここにいたくない』と言わず、
私が旅立つその時まで、どうか一緒にいて下さい。
あなたに寄り添っていると、私はうんと安らかでいられるのです。
あなたを愛しているのですから。」
犬は最後の瞬間まで、あなたの声を探し、あなたの匂いを頼りにしています。
それでも犬は、弱った自分より、あなたの気持ちを心配します。
犬と暮らすということは、楽しい時間だけでなく、老いも、弱りも、別れも、引き受けるという約束です。
それでも犬は、あなたを責めることなく、ただ信じて、待って、寄り添い続けます。
犬の一生は短い。だからこそ、今日なでる手を大切にして下さい。
今日呼ぶ名前を、少しだけ優しくして下さい。
それが、犬にとっては、世界のすべてなのです。

