散歩中にやってはいけないこと|毎日の習慣が犬の不調を作る

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散歩中にやってはいけないこと|毎日の習慣が犬の不調を作る

散歩は犬にとって欠かせない時間ですが、「毎日行っているから大丈夫」と思い込んでしまうことで、知らないうちに犬に負担をかけているケースも少なくありません。散歩中の何気ない行動が、ストレスや問題行動、体調不良につながることもあります。ここでは、散歩中にやってしまいがちなNG行動と、その背景について整理します。

匂い嗅ぎを急かしてしまう

散歩中に立ち止まって匂いを嗅ぐ行動は、犬にとって情報収集であり、安心を得るための大切な時間です。しかし、時間を気にして引っ張る、何度も声をかけて歩かせると、犬は本能的な欲求を満たせず、散歩の満足度が下がります。

その結果、散歩後も落ち着かない、家で吠えるといった行動につながることがあります。

常に同じペース・同じコースで歩く

毎日同じ時間、同じ道、同じスピードでの散歩は、犬にとって刺激が少なくなりがちです。体は動かしていても、頭や嗅覚を使う機会が減り、満足感が得られにくくなります。

たまに立ち止まる、道を変える、ペースを緩めるだけでも、犬の反応は変わります。

引っ張りを力で止めようとする

引っ張るたびに強くリードを引く、叱るといった対応は、犬にとって散歩=緊張の時間になりやすくなります。引っ張りの原因は興奮や不安、刺激不足であることが多く、力で抑えても根本的な解決にはなりません。

結果として、散歩そのものを嫌がるようになる犬もいます。

他の犬や人に無理に近づける

社会性のためにと、他の犬や人に積極的に近づけてしまうことがありますが、すべての犬が交流を望んでいるわけではありません。逃げ場のない状態で近づけられると、恐怖や緊張が強まり、吠えや回避行動につながることがあります。

「慣れれば大丈夫」という考えが、逆に苦手意識を強めてしまう場合もあります。

スマホを見ながら歩く

散歩中にスマートフォンに集中していると、犬の小さなサインを見逃しやすくなります。立ち止まりたい、怖がっている、疲れているといったサインに気づけないと、犬は我慢を続けることになります。

散歩は犬の時間であり、観察の時間でもあります。

排泄だけで終わらせる散歩

排泄が済んだらすぐに帰る散歩が続くと、犬は「外=トイレだけの場所」と学習し、満足感が得られにくくなります。結果として、外に出ると興奮しすぎる、家で落ち着かないといった行動が見られることもあります。

短時間でも、匂い嗅ぎやゆっくり歩く時間を入れることが大切です。

天候や体調を無視する

暑さや寒さ、地面の状態は、犬の体に大きな影響を与えます。「いつも通り」を優先しすぎると、体調を崩す原因になります。特にシニア犬や小型犬は、環境の影響を受けやすいため注意が必要です。

散歩後の様子を見ていない

散歩が適切だったかどうかは、散歩中だけでなく、その後の様子にも表れます。帰宅後に落ち着いて眠れるか、逆に興奮が続くかは、散歩の質を見直すヒントになります。

まとめ

散歩は、ただ歩くだけの時間ではありません。犬にとっては、安心し、情報を集め、心を整える大切な時間です。何気ない習慣を少し見直すだけで、散歩の満足度は大きく変わります。毎日の散歩を「義務」ではなく「犬のための時間」として捉えることが、穏やかな暮らしにつながってい


それでも犬は、あなたを信じて待っている

犬と暮らす毎日は、特別な出来事の連続ではありません。
ごはんを用意して、散歩に出て、名前を呼んで、頭をなでる。
それだけの、何気ない日々です。
けれど犬にとって、その一日一日は、あなたと生きる「かけがえのない一生」です。

「犬の十戒」には、こんな言葉があります。
「私の生涯はだいたい10年から15年。あなたと別れるのは、何よりも辛いこと…。
私と暮らす際は、どうか別れのことを念頭において下さい。」
私たちが忙しさに追われている間にも、犬は今日という一日を、
あなたと過ごせるかどうかだけを基準に生きています。
叱られた日も、うまくいかなかった日も、犬は「それでもあなたが好きだ」という気持ちを手放しません。

落ち着きがない、言うことを聞かない、触られるのを嫌がる。
そんな姿を見ると、つい「困ったな」と思ってしまうかもしれません。
でも犬は、わざと困らせているのではありません。
うまく言葉にできない不安や痛みや寂しさを、体と行動で必死に知らせているだけなのです。
「私が言うことを聞かないと言って怒る前に、なにか原因があるのではないかと考えてみて下さい」
――十戒の8番は、いつも私たちに“見る順番”を教えてくれます。

私は、特別養護老人ホームでセラピードッグの訪問に関わっていました。
認知症が進み、表情もなく、手もほとんど動かない方が、
犬がそっと近づくと、ゆっくりと手を伸ばし、毛をなでる。
そして、何も語らず、ただ静かに涙を流される――
そんな光景を、私は何度も目にしました。
犬は言葉を使わずに、人の心の一番奥に触れてしまう存在なのだと、
そのたびに胸がいっぱいになりました。

そして、十戒の最後にはこう書かれています。
「『もう見てはいられない』『私はここにいたくない』と言わず、
私が旅立つその時まで、どうか一緒にいて下さい。
あなたに寄り添っていると、私はうんと安らかでいられるのです。
あなたを愛しているのですから。」
犬は最後の瞬間まで、あなたの声を探し、あなたの匂いを頼りにしています。
それでも犬は、弱った自分より、あなたの気持ちを心配します。

犬と暮らすということは、楽しい時間だけでなく、老いも、弱りも、別れも、引き受けるという約束です。
それでも犬は、あなたを責めることなく、ただ信じて、待って、寄り添い続けます。
犬の一生は短い。だからこそ、今日なでる手を大切にして下さい。
今日呼ぶ名前を、少しだけ優しくして下さい。
それが、犬にとっては、世界のすべてなのです。

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